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ライターが実践している『文章を書く時間を短縮する』方法 その3

2018.06.07

こんにちは、インタビューライターの悠木です。

『文章を書く時間を短縮する』方法も最終回です。
前2回のブログで、文章を書く準備から実際に書く作業までをお伝えしました。

今回は、書いた文章を「修正」する作業です。

前回までの復習:準備をしっかりしたら一気に書き上げる

 

まずは、第一回と第二回で説明した内容を簡単に復習しておきましょう。

 

文章を書き始める前には準備が必要です。

準備1:「何のために」「誰に」「何を」を明確にする。

準備2:書く項目をリストアップして、取捨選択、並べ替えをする。

 

慣れないうちは、紙にかき出すようにしましょう。

最初のうちは、この準備に時間がかかるかもしれません。

しかし、きちんと準備をすることで文章を書くスピードがアップし、内容も充実します。

コツがつかめてきたら、頭の中だけで準備の作業をすることも可能ですよ。

 

準備を終えたら、一気に文章を書きます。

準備した書く内容や順番にそって文章にしていきます。

この段階で完成度が低くても問題ありません。とにかく最後まで書き上げるようにしましょう。

なぜ、完成度が低くても問題ないのか?というと、最後の工程「修正」があるからです。

 

第一回目のブログで、文章を書く3つのステップを「準備」「書く」「修正」と説明しました。

この3つのステップの重要度を表すならば、

準備:書く:修正 = 4:2:4

くらいのイメージです。

 

文章が書けないと悩んでいる方

準備:書く:修正 = 0:10:0

になっていませんか?

「修正」作業は、文章を磨く工程

苦労して文章を書いても、その後修正しなければいけないと考えると気が重くなるかもしれません。

しかし、文章を書くプロであっても、1度で完璧な文章を書くことはできません。

どんなに有名な作家であっても、書き上げた文章を何度も修正して、完成度を上げていきます。

 

最初に書いた文章はダイヤモンドの原石のようなものです。

修正して、修正して磨き上げていかなければ、良い文章にはなりません。

 


この修正作業のことを「赤入れ」と呼ぶことがあります。
 
赤で修正をするのは、嫌な気持ちになるかもしれません。もしかしたら、テストでたくさんバツを書かれているような気持ちになるかもしれません。
 
しかし、これは文章を磨いている作業です。
 
ちなみに、ライターを名乗っている私も、最初の原稿に1回目の修正を入れると原稿が真っ赤になります。
 
もちろん、最初の原稿の完成度が高く、修正が少なくて済むならばそれは素晴らしいことです。
 
しかし、修正を減らすために、書く作業で手が止まってしまうよりも、書き上げてしまってから修正した方が全体のスピードが速くなります。
 
最初に書いた原稿の完成度が高いと思っても、修正の作業を省いてはいけませんよ。

修正作業のポイント

▶ポイント1:時間を空ける

準備から書き上げる作業までは一気に行います。

ただし、修正作業は、文章を書き終えてからある程度時間を空けて行うようにしてください。

文章を書いた翌日に修正作業を行うのがお勧めです

もしも、それが難しい場合は、文章を書いた後、全く別の作業を挟んだり、休憩を入れたりしてから修正するようにしましょう。

 

文章を書いた直後は、「ちゃんと書けた」という意識が強くあります。

そのため、読み直しても「問題ない」と感じてしまうのです。

時間を空けることで、頭の中をリセットすることができます。それによって、自分が書いた文章を冷静に、客観的に読めるようになります。

また、人の脳は優秀で、自分が書いたことを大体覚えています。そのため、読み直しても「正しく書いた」と思い込んでいると、入力ミスや勘違いなどを見落としてしまうことがあります。

修正の精度を高めるために、文章を書いてから修正するまでに時間を空けるようにしましょう。

 

 

▶ポイント2:出力形式を変える

パソコンで原稿を書いた場合、プリントアウトして修正してください。

パソコン画面でみる文章と紙に出力された文章では、形式(見た目)が違うだけですが、それでも客観的なチェックがしやすくなります

時間を空けるのと同じ理由で、脳の思い込みを減らすことができます。

 

 

▶ポイント3:「何のために」「誰に」「何を」を意識する

準備で設定した「何のために」「誰に」「何を」を意識して修正をしてください。

自分が「誰を」の対象の人物になったつもりになって読み直してみましょう。

 

 

▶ポイント4:修正の基本は削ること

修正では、書いた文章に追加をして書き足していくよりも、余分なものを削っていくつもりで修正をしましょう。

もちろん、説明が足りないと感じた部分などは追加することもあります。

しかし、文章を磨くと表現した通り、継ぎ足し継ぎ足しで装飾を増やしていくよりも、余分な部分を削っていく方が文章は洗練されていきます。

そのため、最初に書く文章量は、提出するのに必要な文章量より多めに書いておくようにしましょう。

 

 

▶ポイント5:修正は複数回行う

修正の回数は決まっていません。

自分が納得するまで修正作業を繰り返してください。

最初の原稿をプリントアウトして赤で修正を入れたら、それに沿ってパソコンのデータを修正します。

修正を入れた2回目の原稿を再びプリントアウトして赤で修正を入れます。

これを繰り返します。

 

 

▶ポイント6:大きい視点と小さい視点を持つ

修正をするときには、大きな視点から小さな視点まで視点を変えて行います。

視点を変えて修正していくため、ポイント5に書いたように、複数回の修正が必要となります。

 

(視点1)文章全体の流れを見る

文章全体の流れが不自然になっていないか?分かりやすく書けているかを確認します。

準備の段階で書く順番を決めましたが、実際に文章にしたとき不自然だったり違和感があったりする場合もあります。

そのような場合は、思い切って順番を変えてみましょう。

 

(視点2)1文は読みやすいか

ひとつひとつの文が読みやすくなっているかを確認します。

1文は「。」までの塊です。

1文が長すぎたり、複数の内容が入っていたりすると分かりづらくなります。

そのような場合には、文を分けて読みやすくします。

 

【1文が長い例】
 
私は人見知りで人と話すことが得意ではなかったので、会社に入ってからまわりの人たちとうまくやっていけるか不安がありましたが、実際に入社してみると、みんな気さくな人たちばかりでしたが、話を無理強いされることもないのでストレスなく過ごすことができます。

↓↓

【修正例】
 
私は人見知りで人と話すことが得意ではありませんでした。そのため、会社に入ってからまわりの人たちとうまくやって行けるか不安がありました。
実際に入社してみると、みんな気さくな人たちばかりでした。
だからといって、話を無理強いされることもないのでストレスなく過ごすことができています。

 

(視点3)誤字脱字はないか

入力ミスや変換ミスは意外と気付きにくいものです。

誤字脱字をチェックする場合は、文章を読むのではなく文字を見るイメージでチェックすると良いでしょう。

 

 

▶ポイント7:声に出して読んでみる

目で文字を追うだけでは気付けないことでも、声に出して読むことで不自然さに気付ける場合があります。

特に修正に慣れていない場合は、声に出すことで修正箇所に気付きやすくなります。

しかし、会社のオフィスなど声を出せない環境の場合もあるでしょう。そのような場合は、実際に声に出さなくても、頭の中で音読をしているイメージで文章を読むようにするだけでも効果があります。

 

 

修正のポイントは以上の7つです。

 

 

文章を書くことが苦手だと感じている方は、できるだけ苦痛となる作業を終わらせたいと考えてしまうのではないでしょうか。

そのために、準備や修正の工程を省略して、1度で完成した文章を書こうとしてしまいます。

しかし、実際には悩んでしまって時間がかかってしまいます。

また、とにかく書き上げても、書き直しをしなくてはいけなくなるかもしれません。

 

3回に渡ってお伝えした文章を書く方法は、工程が多く面倒だと感じるかもしれません。

しかし、これらの工程を踏むことで、文章をスムーズに書くことができるようになっていきます。

 

私もライターとして多くの文章を書いていますが、この工程を必ず行っています。

ぜひ、実践してみてください。

まとめ

文章を書く最終工程は「修正」。
修正とは、文章を磨いて精度をあげる大切な作業です。

修正作業の7つのポイント
1.時間を空ける
2.出力形式を変える
3.「何のために」「誰に」「何を」を意識する
4.修正の基本は削ること
5.修正は複数回行う
6.大きい視点と小さい視点を持つ
7.声に出して読んでみる

悠木 まこと

この記事を書いた人 悠木 まこと インタビューライター/Webライティング