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A・Bプラン(アップデートなし)でも最低限守るべきWordPressセキュリティの線

2025.10.24

※この記事は2025年10月24日時点の情報をもとに作成されました。

WordPress保守において、A・Bプランのように「アップデートを行わない運用」を選択している企業も少なくありません。
業務の都合やコスト面を考えると、アップデートを前提にしない判断は、決して珍しいものではありません。

しかしその場合でも、最低限守るべきセキュリティのラインは存在します。
この記事では、制作会社の立場から、A・Bプラン運用における現実的なセキュリティの考え方を整理します。
>更新が難しいサイトにも対応したWordPress保守プランをご案内しています

最低限守るべきセキュリティの線① 管理画面の安全性

アップデートを行わない運用では、管理画面の安全性が最重要ポイントです。

・管理者アカウントを必要最小限にしている
・推測されやすいID・パスワードを使っていない
・ログイン試行回数の制限をかけている(サーバに機能がある場合)

これができていない場合、A・Bプラン運用は非常に危険な状態と言えます。

最低限守るべきセキュリティの線② 不要な入口を減らしているか

アップデートできない環境では、入口を減らすことが重要です。

・使っていないプラグインを削除している
・不要な機能やAPIを制限している
・ユーザー情報やバージョン情報を無闇に公開していない

入口が多いほど、リスクは比例して高くなります。

最低限守るべきセキュリティの線③ バックアップを「使える状態」にしているか

バックアップは、取っているだけでは意味がありません。

・取得頻度が分かっている
・保存期間が把握できている
・復元方法を説明できる

これらが曖昧な場合、トラブル時に機能しない可能性があります。

最低限守るべきセキュリティの線④ 異変に気づける体制があるか

アップデートしない運用では、早期発見が被害を左右します。

・定期的にサイトを確認している
・サーバーからの通知を把握している
・異変があればすぐ相談できる

この体制がなければ、被害が拡大しやすくなります。

A・Bプランが危険な運用になる瞬間

制作会社の立場から見て、A・Bプランが危険になるのは次の状態です。

・管理状況を誰も説明できない
・バックアップが本当にあるか分からない
・何か起きた時の対応が決まっていない

この状態は、プラン以前の問題と言えます。

制作会社の立場から伝えたいこと

私たちRunLandでは、A・Bプランを否定することはありません。

しかし、最低限守るべきラインを超えていないかは必ず確認しています。

アップデートができないからこそ、運用の整理がより重要になります。

まとめ

A・Bプラン(アップデートなし)運用でも、守るべきセキュリティの線は明確に存在します。
管理画面の安全性、入口の整理、バックアップの実効性、早期発見の体制。
これらが整っていれば、A・Bプラン運用でもリスクを抑えることは可能です。

RunLandでは、A・Bプラン運用中のサイトについても、現状確認と改善ポイントのご相談を承っています。
今の運用が最低限のラインを満たしているか不安な方は、一度ご相談ください。

ご相談・カスタマイズご依頼

弊社では上記ブログ内容にある修正・カスタマイズのご依頼も承っております。
ご自身で行ってみて上手くいかない場合などこちらよりお気軽にご相談ください。

RunLand 株式会社

この記事を書いた人 株式会社 RunLand 管理者

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