2025.11.24
※この記事は2025年11月24日時点の情報をもとに作成されました。
WordPress保守プランを検討する際、「復元対応あり・なし」の違いがよく分からない、という声を多く聞きます。
平常時は意識されにくい部分ですが、トラブルが起きた瞬間に最も大きな差が出るのが「復元対応」です。
この記事では、制作会社の立場から、復元できる場合・できない場合で何がどう変わるのかを、実際の対応フローを想定しながら整理します。
>更新が難しいサイトにも対応したWordPress保守プランをご案内しています
復元対応とは、サイトにトラブルが発生した際に、バックアップデータを使って元の状態へ戻す作業まで含めて対応することを指します。
・サイトが真っ白になった
・管理画面に入れなくなった
・更新や操作で壊れてしまった
こうした状況で、実際に手を動かして復旧させる作業が含まれるかどうかが大きな違いです。
復元対応が含まれていない場合、トラブル発生時は次のような流れになります。
・バックアップは存在する
・復元作業は別途見積・別途対応になる
結果として、
・復旧までに時間がかかる
・緊急対応の費用が発生する
・判断や連絡に追われる
といった状態になりやすくなります。
一方、復元対応が含まれている場合は、トラブル発生時の流れが大きく変わります。
・状況を連絡すれば対応が始まる
・バックアップからの復旧作業が前提に含まれている
・復旧までの見通しが立てやすい
完全にトラブルを防げるわけではありませんが、「どうすればいいか分からない状態」を避けられる点が大きなメリットです。
制作会社の立場から見ると、被害の大きさを分けるのは、トラブル発生直後の初動対応です。
・すぐ復元に入れる
・状況を把握して判断できる
・無駄な時間を使わずに済む
復元対応があることで、初動のスピードと判断の質が大きく変わります。
復元が必要になるのは、不正アクセスだけではありません。
・操作ミス
・設定変更による不具合
・サーバートラブル
こうしたケースでも、復元対応があるかどうかで、対応の負担は大きく変わります。
A・Bプランは、「最低限の備えを残す」考え方のプランです。
C・Dプランは、「トラブル時の対応まで含めて任せる」考え方のプランです。
どちらが正しいという話ではなく、トラブル時にどこまで自社で対応するかという考え方の違いです。
私たちRunLandでは、復元対応の有無について、必ず次の点を確認しています。
・トラブル時に社内で対応できるか
・緊急時の判断を誰が行うか
・復旧までにどれくらいの時間を許容できるか
これらを整理せずにプランを選ぶと、後から「思っていたのと違う」と感じることになります。
復元できる・できないの違いは、平常時には見えにくいものです。
しかし、トラブルが起きた瞬間に、対応スピード・判断の負担・費用面で大きな差が生まれます。
WordPress保守プランを選ぶ際は、復元対応の有無を「万が一の時にどうしたいか」という視点で考えることが重要です。
RunLandでは、復元対応が必要かどうかの判断も含めてご相談を承っています。
自社サイトの運用体制に合った選択をしたい方は、お気軽にご相談ください。
弊社では上記ブログ内容にある修正・カスタマイズのご依頼も承っております。
ご自身で行ってみて上手くいかない場合などこちらよりお気軽にご相談ください。