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毎月の費用でアップデートできない…その判断は本当に危険なのか?

2024.11.21

※この記事は2024年11月21日時点の情報をもとに作成されました。

WordPressのセキュリティ対策として「アップデートが重要」と分かっていても、すべての企業が継続的にアップデートできるわけではありません。

「毎月の費用を考えると、そこまで手が回らない」
「今は大きな問題が起きていないので様子を見ている」

こうした判断をしている企業担当者の方も多いのではないでしょうか。
この記事では、アップデートできないという判断が本当に危険なのか、制作会社の立場から現実的に整理します。
>更新が難しいサイトにも対応したWordPress保守プランをご案内しています

アップデートできない判断をしている企業は少なくない

アップデートが止まっているWordPressサイトは、決して珍しい存在ではありません。

・保守費用の優先順位が低くなりがち
・売上に直結しにくい施策だと判断されている
・更新による不具合を避けたいという不安がある

特に中小企業や地域密着型の企業では、
「問題が起きていないなら現状維持」という判断になりやすい傾向があります。

アップデートできない=即危険ではない

結論から言うと、アップデートしていない=すぐに危険というわけではありません。

重要なのは、「アップデートできていない状態を把握したうえで、どう運用しているか」です。

・現状のリスクを理解しているか
・代替となる対策を取っているか
・何かあった時の対応手段があるか

これらが整理されていれば、一定期間アップデートできない状態でも運用は可能です。

本当に危険なのは「判断していない状態」

制作会社の立場から見て、最も危険なのは次のようなケースです。

・アップデートしていないことを把握していない
・誰も管理状況を説明できない
・トラブル時の対応を決めていない

この状態では、問題が起きた時に初めて状況を把握することになります。

アップデートできないこと自体よりも、「放置している状態」がリスクを高めています。

アップデートしないなら考えるべきポイント

アップデートが難しい場合でも、最低限、次の点は意識しておく必要があります。

・現在のWordPressやプラグインの状態を把握しているか
・不要な機能や使っていないプラグインを残していないか
・バックアップが取得できているか
・何かあった時に相談できる先があるか

これらを整理するだけでも、リスクを大きく下げることが可能です。

制作会社として伝えたい現実的な考え方

私たちRunLandでは、「必ずアップデートしてください」と一律にお伝えすることはしていません。

・業務の都合
・システムの制約
・コスト面の判断

それぞれの事情を踏まえたうえで、現実的に取れる対策を一緒に整理することを重視しています。

アップデートが難しい場合でも、取れる手段は必ずあります。

まとめ

毎月の費用を理由にアップデートできないという判断は、必ずしも間違いではありません。
しかし、「何も決めずに放置している状態」こそが最も危険です。
アップデートする・しないに関わらず、今の運用が安全と言えるのかを把握することが重要です。
RunLandでは、アップデートが難しいサイトも含め、現状確認と運用に合わせたセキュリティの考え方をご提案しています。

自社サイトの判断が正しいのか不安な方は、一度お気軽にご相談ください。

ご相談・カスタマイズご依頼

弊社では上記ブログ内容にある修正・カスタマイズのご依頼も承っております。
ご自身で行ってみて上手くいかない場合などこちらよりお気軽にご相談ください。

RunLand 株式会社

この記事を書いた人 株式会社 RunLand 管理者

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