2026.10.23

平素より、Web制作・運用サービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。
2026年10月21日に公表されたPHPの脆弱性(通称「php2shell」)について、多くのお客様からお問い合わせをいただいております。
いただいたご質問のうち、共通するものをQ&Aにまとめました。
なお、お客様のサイトで使われているWordPressやPHPのバージョンについては、個別にご回答しております。
今回の件は、次の2つの問題に分けて考えていただく必要があります。
1. 今回のPHPの脆弱性:サーバー側の問題です。修正はサーバー会社が行います。
2. WordPressやPHPのバージョンが古い問題:サイト(ソフト)側の問題です。弊社が対応するのはこちらです。
脆弱性の内容については、こちらの記事もご覧ください。
PHPの重大な脆弱性(php2shell)に関する注意喚起と弊社の対応
■1. 今回のPHPの脆弱性について
Q. どのような危険があるのですか?
A. 悪用されると、外部からサーバー上で不正なプログラムを実行され、ホームページの改ざんや情報漏えいにつながるおそれがあります。
今回の脆弱性の詳しい内容は、冒頭の記事をご覧ください。
Q. 私たちのサイトは大丈夫でしょうか?
A. ご利用のサーバーによって異なります。
今回の脆弱性はサーバーに入っているPHPそのものの問題で、修正はサーバー会社が行います。
弊社がご用意しているエックスサーバーでサイトを運用しているお客様は、古いバージョンのPHPも含めて、サーバー会社による修正の適用がほぼ完了しています。
Q. 自社で何かしないといけないことはありますか?
A. 弊社がご用意しているエックスサーバーをご利用のお客様は、特にございません。
他社のサーバーをご利用のお客様は、サーバー会社からのお知らせをご確認いただき、案内されている対応(PHPの切り替えなど)をお願いいたします。
ご自身での判断が難しい場合は、お気軽にご相談ください。
Q. 他社のサーバーを使っている場合はどうなりますか?
A. ご契約中のサーバー会社の対応をお待ちいただくことになります。
修正をいつ、どのように適用するかはサーバー会社ごとに異なります。ご契約中のサーバー会社からのお知らせや、サーバー会社のホームページで対応状況をご確認ください。
サーバー会社の対応が遅れていて、PHPを新しいバージョンへ切り替える必要がある場合は、弊社でお見積もりのうえ対応いたします。
Q. サーバーのプランやPHPが古く、修正版に切り替えられないと言われました。
A. 古いバージョンのPHP(PHP 8.1以前)には、公式の修正版が提供されません。
サーバーのプラン変更や、新しいバージョンのPHPへの切り替えが必要になります。その際、サイトが新しいPHPで動くように改修が必要になることがあります。
現状を確認のうえ、お見積もりいたします。
Q. WordPressを最新にしていれば、今回の脆弱性は防げますか?
A. いいえ、防げません。
今回の脆弱性はWordPressではなくPHP(サーバー側)の問題のため、WordPressを最新にしても修正されません。
Q. 小さな会社のサイトでも狙われるのでしょうか?
A. はい、会社の規模に関係なく狙われます。
現在の攻撃の多くはプログラムで自動的に行われており、古いバージョンのまま公開されているサイトを探して攻撃する仕組みになっています。
■2. WordPressやPHPのバージョンが古い問題について
Q. 今回の脆弱性が修正されれば、もう安心ですか?
A. 今回の脆弱性については対策済みになりますが、WordPressやPHPのバージョンが古い問題は残ります。
古いバージョンのWordPressやPHPは、今後見つかる弱点の修正が提供されません。今回のような問題が起きるたびに、危険な状態になりやすくなります。
安全に運用していただくため、WordPress・PHPのバージョンアップをおすすめしています。
Q. サーバー会社でPHP 8.2.35にしてもらいました。PHPは最新の方がよいのでしょうか?
A. 今回の脆弱性については対策済みです。ただし、PHP 8.2は、サポート(修正の提供)の終了が近づいているバージョンです。
サポートが終了すると、今後見つかる弱点の修正が提供されなくなるため、PHP 8.3以降への切り替えをおすすめします。
切り替えの際は、サイトの状況を確認のうえ、対応内容と費用をご案内いたします。
Q. バージョンアップすると、サイトが動かなくなることはありますか?
A. はい、あります。
特に古いバージョンから一度に上げる場合は、テーマやプラグインが新しいバージョンに対応しておらず、表示の崩れやお問い合わせフォームの不具合などが起きることがあります。
そのため弊社では、事前に動作を確認し、必要な修正を行ったうえでバージョンアップします。
■3. ご契約状況ごとの対応について
Q. 弊社の保守に加入していますが、今回のバージョンアップは保守に含まれますか?
A. ご契約のプランによって異なります。
・守るプラン(アップデートあり)をご契約のお客様
WordPress本体・プラグイン・テーマのアップデートは保守料金に含まれます。
PHPのバージョンアップと、それにともなうサイトの改修は保守の対象外のため、別途お見積もりとなります。
・戻せるプラン(アップデートなし)をご契約のお客様
バックアップと、もしものときの復元が保守の内容です。
WordPressやPHPのバージョンアップは、別途お見積もりとなります。
・保守にご加入でないお客様
スポットでのご対応となります。内容を確認のうえ、お見積もりいたします。
バージョンアップ後も安全な状態を保つため、あわせて保守へのご加入もおすすめしています。
Q. 毎月の保守報告にある「WordPressのバージョンアップ」と、今回のバージョンアップは別物ですか?
A. はい、別物です。
毎月の保守で行っているのは、WordPress本体やプラグインなど「サイトのソフト」の更新です。
PHPは、そのソフトを動かしている「サーバー側のプログラム」です。PHPのバージョンアップでは、サーバーの設定を切り替え、必要に応じてサイトの改修や動作確認を行うため、毎月の保守とは別の作業になります。
保守の内容は、こちらのページをご覧ください。
WordPress保守管理サービス
■4. 費用・作業について
Q. 費用と作業日数はどのくらいかかりますか?
A. サイトごとに異なるため、現状を確認のうえお見積もりいたします。
WordPress・PHPのバージョンや、テーマ・プラグインの数、独自に作り込んでいる機能の量によって、必要な修正の量が大きく変わります。
Q. お見積もりには、どこまで含まれますか?
A. 現状の確認、作業前のバックアップ、WordPress・PHPのバージョンアップ、必要な修正、作業後の表示・動作確認が含まれます。
動作確認では、主なページの表示、お問い合わせフォームの送信、管理画面での更新作業などを確認します。
作業中に、お見積もりの時点では分からなかった大きな修正が必要になった場合は、事前にご相談のうえ追加のお見積もりをいたします。
Q. 作業中にサイトが止まることはありますか?
A. 事前に動作を確認してから切り替えるため、停止は基本的に短時間です。
修正の内容によっては停止が長くなることがありますので、その場合は作業日時を事前にご相談いたします。
Q. 作業後に不具合が出た場合はどうなりますか?
A. 作業前にサイト全体(ファイル・データベース)のバックアップを取ってから作業します。
作業後の確認で不具合が見つかった場合は、修正するか、作業前の状態に戻して対応いたします。
納品後1か月以内に見つかった、弊社の作業が原因の不具合は、保守へのご加入にかかわらず無償で対応いたします。
それ以外の不具合や、1か月を過ぎてからのご相談は、内容を確認のうえお見積もりいたします。
Q. 社内の決裁に時間がかかります。それまでの間にできることはありますか?
A. バージョンアップが完了するまでの間、サイトを「メンテナンス中」の画面に切り替えることもできます。
費用は1サイトにつき10,000円(税抜)です。※デザイン等のご指定がある場合は、別途お見積もりいたします。
■その他のご質問について
現在、多くのお問い合わせをいただいており、順番にご回答しております。
ご回答までお時間をいただく場合がございますが、何卒ご了承ください。
上記以外のご質問や、お見積もりのご依頼は、こちらからお問い合わせください。
お問い合わせはこちら
※本記事は2026年10月23日時点の情報です。
今後とも、RunLand株式会社のWeb制作・運用サービスをよろしくお願い申し上げます。