2025.09.19
※この記事は2025年09月19日時点の情報をもとに作成されました。
WordPressの保守サービスについて、「結局、何をしてくれるサービスなのか分からない」と感じている企業担当者の方は少なくありません。
月額費用を見ると、「本当に必要なのか」「どこまで守ってくれるのか」判断に迷うことも多いはずです。
この記事では、制作会社の立場から、WordPress保守サービスが何を守るものなのか、そして弊社のサービスA〜Dプランの考え方を整理します。
>更新が難しいサイトにも対応したWordPress保守プランをご案内しています
まず誤解されがちなのが、WordPress保守=「すべてお任せで安心」という考え方です。
実際には、保守サービスは万能な保険ではありません。
・すべての攻撃を完全に防ぐものではない
・どんなトラブルも即解決できるわけではない
保守とは、想定されるリスクに備える仕組みと考える必要があります。
WordPress保守が担っているのは、主に次のような役割です。
・定期的なバックアップによる復旧手段の確保
・アップデートによる既知の脆弱性対策
・トラブル発生時の対応窓口
・運用状況の把握と整理
つまり、問題が起きた時に「どうにもならない状態」を防ぐためのサービスです。
A〜Dプランは、上位・下位という関係ではありません。
それぞれ、どこまでのリスクをカバーするかという役割の違いがあります。
・A・Bプラン:最低限の備え
・C・Dプラン:リスク低減を重視
自社の運用状況や考え方に合わせて、選択することが前提です。
A・Bプランは、アップデートを行わない前提のプランです。
・業務の都合で更新が難しい
・システム的に触れない
・コストを抑えたい
こうした事情を抱える企業向けに、最低限の備えを残すことを目的としています。
C・Dプランは、アップデートを含めて管理するプランです。
・セキュリティリスクを下げたい
・定期的なメンテナンスを任せたい
・長期的に安定運用したい
リスクを減らし、トラブルの発生確率を下げることを重視した考え方です。
プランの違いで重要なのが、復元対応が含まれているかどうかです。
復元対応がある場合、
・サイトが壊れた
・表示されなくなった
といった緊急時に、バックアップから戻す作業まで含めて対応します。
復元が含まれない場合は、復旧作業が別途対応になる点を理解しておく必要があります。
私たちRunLandでは、「一番高いプランを選ぶべき」とは考えていません。
重要なのは、
・今の運用状況
・許容できるリスク
・社内で対応できる範囲
これらを整理したうえで、無理のないプランを選ぶことです。
WordPress保守サービスは、サイトを「絶対に安全にする」ものではありません。
しかし、トラブル時に対応できない状態を防ぎ、運用を継続するための重要な仕組みです。
A〜Dプランは、それぞれ守る範囲と役割が異なります。
RunLandでは、どのプランが合っているか分からない段階からのご相談も承っています。
自社サイトの運用に合った保守の考え方を知りたい方は、お気軽にご相談ください。
弊社では上記ブログ内容にある修正・カスタマイズのご依頼も承っております。
ご自身で行ってみて上手くいかない場合などこちらよりお気軽にご相談ください。