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更新されていないWordPressで実際に起きているトラブル事例

2024.10.24

※この記事は2024年10月24日時点の情報をもとに作成されました。

企業サイトのWordPressは、日々大きく見た目が変わらなくても、内部では少しずつ環境が古くなっていきます。
「特に問題は起きていないから大丈夫」と感じていても、実際には更新されていないことが原因でトラブルが発生しているケースが少なくありません。
この記事では、制作会社として実際に見てきた、更新されていないWordPressで起きやすいトラブルの例を紹介します。
>更新が難しいサイトにも対応したWordPress保守プランをご案内しています

更新されていないWordPressが抱える共通点

トラブルが発生しているWordPressサイトには、いくつかの共通点があります。

・WordPress本体やプラグインの更新が長期間行われていない
・現在使っているテーマやプラグインの管理状況が把握されていない
・制作会社や管理者が変わり、引き継ぎが不十分なまま運用されている

これらは一見すると大きな問題がなさそうに見えますが、セキュリティ面ではリスクが積み重なっている状態です。

実際にあったトラブル事例① サイトが突然表示されなくなる

ある日突然、企業サイトが真っ白になり表示されなくなったという相談を受けることがあります。

原因を調査すると、古いプラグインの脆弱性を突かれ、不正なファイルが設置されていたケースでした。

・管理画面にログインできない
・エラーメッセージだけが表示される
・復旧までに数日かかる

こうしたトラブルは、更新が止まっているサイトほど発生しやすい傾向があります。

実際にあったトラブル事例② 問い合わせフォームの悪用

問い合わせフォームがスパム送信に悪用されていることに、長期間気づかなかったケースもあります。

・大量の迷惑メールが送信される
・サーバー会社から利用停止の連絡が来る
・自社では送っていないメールが発信されている

調査すると、古いWordPressやプラグインを経由して不正なプログラムが設置されていました。

実際にあったトラブル事例③ 検索結果から突然消える

更新されていないWordPressサイトが、検索結果から突然表示されなくなるケースもあります。

これは、サイトが改ざんされ、検索エンジンから危険なサイトと判断された可能性があります。

・検索順位が急落する
・「このサイトは危険です」という警告が表示される
・復旧後も評価が戻るまで時間がかかる

企業サイトの場合、集客や信頼に大きな影響を与える問題です。

制作会社の立場から見た現実

私たちRunLandが受ける相談の多くは、「もっと早く確認しておけば防げた」内容ばかりです。

更新が難しい事情があることは理解していますが、完全に放置してしまうことが最も危険です。

更新ができない場合でも、状態を把握し、最低限の対策を取ることで防げるトラブルは多く存在します。

まとめ

更新されていないWordPressでは、表面上は問題がなくても、内部ではリスクが蓄積されています。
サイトが表示されなくなる、フォームが悪用される、検索結果から消えるなど、企業活動に影響するトラブルは決して珍しくありません。
RunLandでは、更新が難しいサイトも含め、現在の状態を確認したうえで適切な対応をご提案しています。
自社サイトの状況が気になる方は、問題が起きる前に一度ご相談ください。

ご相談・カスタマイズご依頼

弊社では上記ブログ内容にある修正・カスタマイズのご依頼も承っております。
ご自身で行ってみて上手くいかない場合などこちらよりお気軽にご相談ください。

RunLand 株式会社

この記事を書いた人 株式会社 RunLand 管理者

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