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制作会社が実際に受けたWordPress不正アクセス・改ざん相談の中身

2024.11.07

※この記事は2024年11月07日時点の情報をもとに作成されました。

WordPressの不正アクセスや改ざんは、ニュースになるような大規模サイトだけの話ではありません。
私たちRunLandには、企業規模や業種を問わず、WordPressに関するセキュリティ相談が寄せられています。
この記事では、制作会社として実際に受けた相談内容をもとに、よくある不正アクセス・改ざんのパターンと、その背景を紹介します。
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相談事例① 管理画面にログインできなくなった

「昨日までは普通に使えていたのに、急にログインできなくなった」という相談は非常に多いです。

調査すると、管理者アカウントが不正に変更・追加されていたり、パスワードが書き換えられているケースが見つかります。

・管理者権限のユーザーが増えている
・パスワードが変更されている
・見覚えのないメールアドレスが登録されている

これは、古いWordPressやプラグインの脆弱性、またはログイン対策不足が原因となっていることがほとんどです。

相談事例③ 身に覚えのないメール送信が行われていた

「自社から大量のメールが送信されている」という相談も少なくありません。

・問い合わせフォーム経由でスパム送信
・サーバーの送信制限に引っかかる
・取引先から不審なメールについて問い合わせが来る

調査すると、WordPressを経由して迷惑メール送信の踏み台にされているケースが多く見られます。

なぜ不正アクセスや改ざんに気づきにくいのか

多くの相談に共通しているのは、問題が起きるまで気づけなかったという点です。

・日常的に管理画面を確認していない
・エラー通知や監視の仕組みがない
・何かあった時の相談先が決まっていない

結果として、発見が遅れ、被害が大きくなってしまいます。

制作会社の立場から感じる共通点

私たちRunLandが対応してきた案件では、次のような共通点が見られます。

・長期間アップデートされていない
・管理者情報が整理されていない
・バックアップや復元体制が整っていない

特に、「何かあったらその時考える」という運用が、被害を拡大させる原因になっています。

まとめ

WordPressの不正アクセスや改ざんは、特別なケースではなく、条件が揃えばどの企業サイトでも起こり得る問題です。
問題が起きてから対応するのではなく、「今の状態は安全なのか」を把握しておくことが重要です。
RunLandでは、不正アクセスが起きていない段階でも、現状確認や運用状況に合わせた対策のご相談を承っています。
自社サイトのセキュリティ状況が気になる方は、トラブルが発生する前に一度ご相談ください。

ご相談・カスタマイズご依頼

弊社では上記ブログ内容にある修正・カスタマイズのご依頼も承っております。
ご自身で行ってみて上手くいかない場合などこちらよりお気軽にご相談ください。

RunLand 株式会社

この記事を書いた人 株式会社 RunLand 管理者

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