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【意外と知らない】失敗しないホームページ制作の外注先の選び方

2021.10.05

※この記事は2021年10月05日時点の情報をもとに作成されました。

「案件が増えてきて自社で対応出来なくなったため、どこか外注できる会社はないか探している。」
弊社では、このような声を頻繁に聞きます。
外注をされた方は、すでにご存じと思いますが、いわゆる“アタリ”の外注先を見つけるのは簡単ではありません。

この記事では、外注先を探している業者の方に、失敗しない外注先の選定術をお伝えします。
その前に、弊社は外注先、外注元として多くのフリーランス、企業様と取引をしてきました。

具体例を上げると……

・3年間、外注先として請けた案件数 546件
・10年間、外注先として契約した会社数 482社

なぜここまで、弊社が外注先に選ばれているのか。その理由を3つに分けてお話しします。

1つ目は、業者様の要望に対して一緒に考え、寄り添っているからです。
例えば、業者さまが要望する予算・金額では出来ない場合、通常はお断りすると思いますが、弊社では予算・金額に合うように仕様やページ数、構成を考え、納期を調整することで、業者さまの要望に出来るだけ、応えられるようにしています。

2つ目は、業者様ごとに専任のディレクターを就け、報連相を徹底しているからです。
報連相で業者様は、進捗状況を知ることができ、安心・信頼につなげています。

3つ目は、ホームページは作ったら終わりという業者が多いなかで、ホームページの改修や集客(広告運用)などのアフターフォローも対応しております。そして、困ったことがあれば出来るだけ早期対応を心掛けています。

以上を弊社は強みとしており、この記事では、弊社が外注先として選ぶ基準を以下のように分けて解説しています。

・ 実績
・ 金額
・ クオリティ

外注先を選ぶ際に、ぜひ参考にして下さい。

外注先に求める条件を決めておく

まず、最初に決めておくことは、外注先として選ぶ基準を決めておくことです。外注したい作業内容や案件の量で、その場その場の雰囲気で決めていたりしませんか。

外注の選定基準を決めておくこと

ある程度の条件を決めておかないと、成果物の仕上がりにばらつきが出てしまい、外注したのに手直しに手間と時間がかかってしまう可能性があります。

仕事の結果を見るまで、不安が残るような外注先を選ばないようにするために、実績なのか、金額なのか、それとも制作物のクオリティなのか。

1回限りであっても、外注先として有望かどうかをどこで判断するかを決めておきましょう。

実績重視で選ぶ場合のポイント

実績で選ぶ時は、今まで制作してきた実績の数と対応できる作業範囲を知るのがポイントになります。

1. 制作してきた実績の数

ホームページに過去の実績をアップしているようであれば、必ず確認しておきましょう。
そして、可能であれば、ホームページ制作を始めてから、どれくらいの期間になるか確認しておくと、年間にこなしてきた量も把握できます。

2.対応可能な作業の範囲

外注先に必ず事前に確認

外注先がどんな作業まで対応可能か、必ず事前に確認をしましょう。コーディングやデザイン作業、他にも制作以外にも得意とする作業があれば、外注をお願いする作業の幅が広がります。

先に聞いておくだけで、外注先を探す手間も変わってきます。こちらから、お願いしたい作業の内容だけでなく、他の作業についても外注先に聞いておきましょう。

当初の予定よりも、幅広く対応可能だったり、横繋がりで他の外注先を紹介してもらえるチャンスにつながったりします。

金額重視で選ぶ場合のポイント

案件の予算が少ない場合と多い場合では、外注先も変える必要が出てきます。予算が多い場合、外注先は見つかりやすいですが、低予算の案件となると簡単ではありません。

1.安い金額で外注するならフリーランス

低予算で外注先を探す際は、ホームページ制作会社よりもフリーランスのほうが価格が安く、頼みやすい傾向があります。

最近は個人であっても、低価格で良質なホームページを制作する人が多くいます。ただ、個人でこなせる作業量には限界があるため、納期とこなせる作業量の配分をしっかり決めておきましょう。

外注先を低予算で探すのは簡単ではない

基本的にフリーランスと企業なら、前者の方が安いことが多いので、予算が潤沢でない場合は、フリーランスにお願いすると予算内で納めることができます。

2.安価にホームページ制作する企業

制作費の安さを売りにしているホームページ制作会社は必ず一定数あります。フリーランスの個人とは違い、会社の場合はマンパワーがあるため、短期間である程度の作業量を外注したい時は、価格の安い制作会社にお願いすると、効率が上がります。

制作のクオリティで選ぶ場合のポイント

当然ですが、外注先として最も良いのは、安く質の高い仕事をしてくれる企業やフリーランスになります。
前述した2つより見分ける難易度は上がりますが、良い関係を築けたら、外注先として重宝します。その見分け方はポートフォリオの完成度と専門知識の有無です。

1. 成果物の完成度

過去の成果物、ポートフォリオを見せてもらうのは、最初の「実績で判断する場合」と同じですが、こちらでは、成果物の完成度の高さに注目します。

一見するとバナー画像を出力しているだけのように思えても、実は全てコーディングで仕上げてあったり、プラグインを使わずに、複雑なアニメーションを全てプログラミングで動かしていたりする場合があります。

成果物を確認する時は、実績の数も大切ですが、ホームページ細部のクオリティも確認しておきましょう。

外注先のホームページ細部のクオリティも確認

2. 専門知識の有無

ホームページ制作がそれなりにできても、専門知識があまり無いと指示を出す時に、説明に手間と時間が掛かります。
ディレクターや制作スタッフの知識量がどれくらいあるかを、簡単なやり取りや質問をして確認しておきましょう。

忘れずにチェック

外注先として作業を依頼する段階に入ったら、念のために外注先と依頼する内容や段取りについて確認をしておきましょう。
この時も、良い外注先かどうかを判断するポイントは、相手から作業に関して積極性があるかを見ておきます。

依頼した作業の着手前に確認があるかどうか

外注先の着手前に確認があるかどうか

もし、外注先がこちらの指示待ちの企業やフリーランスであれば、こちらの意図がしっかり伝わっているか確認をして下さい。
ここをしっかりしていないと、後から思ったものと違うものが出来上がったり、追加料金が発生したり、納期が遅れてしまう場合があります。
制作側が作業に着手する前に、依頼する内容に対して、事前確認しておくだけで、お互いに依頼する内容に関して、理解の仕方を把握できます。
こちらの要望の通りに制作側が作業を進められるかの大事なポイントになります。
そして、もっと注意して頂きたいのは、依頼する側もあいまいのまま発注せず、しっかり仕様をまとめてから依頼しましょう。

まとめ

今回は外注先を実績、金額、クオリティの3つポイントで判断する方法を解説しました。最後にまとめます。

・ 外注先として選ぶ基準を決めておく
・ 実績で選ぶ時は、過去の制作した数と対応可能な作業範囲を確認しておく
・ 予算が少ない案件で、外注先としてフリーランスを選ぶと予算内に納まりやすいが、こなせる作業量には注意する。価格の安い制作会社を選ぶ場合は、短期に多くの作業が外注できる
・ 制作のクオリティで判断する時は、制作物の細かい部分の完成度に注目し、専門知識がどれくらいあるかを事前に質問しておく

外注先のホームページを見ることで、依頼側が頼みたいことと強みがマッチしているかどうか、その会社の得意分野、対応範囲、料金など強みが見えてきます。しかし、実際に作業を依頼する場合は、ホームページだけでは判断できない部分が重要になってきます。

安いだけで外注先を選んで失敗するケースとして、制作の質が悪かったり、納期を守れなかったり、報連相がなかったり、返信が遅いなどが考えられます。加えて、金額の内訳が不明確なものが多い場合、サービスや対応が悪いこともあるので、注意しましょう。

まずは、お問合せフォームで相談をしてみて、対応のスピード感や親身になって応えてくれるのかが最初の基準になります。
会社の規模にもよりますが、得意・不得意な分野や対応可能な範囲は必ずあります。出来ないことは出来ないと正直に言ってくれる会社やフリーランスを外注先として選びましょう。

ご相談・カスタマイズご依頼

弊社では上記ブログ内容にある修正・カスタマイズのご依頼も承っております。
ご自身で行ってみて上手くいかない場合などこちらよりお気軽にご相談ください。

久保田えり

この記事を書いた人 久保田 えり ディレクター

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