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対応ブラウザ・端末の決め方|Web制作の動作保証範囲を明文化する

2026.09.18

※この記事は2026年09月18日時点の情報をもとに作成されました。

「モダンブラウザ対応」という一文は、発注側と制作側で解釈が分かれます。

何を保証するのかが曖昧なままだと、公開後に「この環境で崩れる」という指摘が延々と続きます。

この記事では、対応ブラウザと端末の決め方、そして書き方を整理します。

「動作保証」と「表示確認」は違う

まず言葉を分けます。

動作保証=崩れがあれば無償で直す範囲。表示確認=確認はするが、軽微な差異は許容する範囲。

この2段階にしておくと、確認の手間と保証の重さのバランスが取れます。

バージョンは「最新とその1つ前」が実務的

ブラウザは自動更新されるため、特定バージョンを指定してもすぐ古くなります。

次の書き方であれば、時間が経っても意味が変わりません。

  • Google Chrome:最新版およびその1つ前のメジャーバージョン
  • Safari:最新版およびその1つ前(iOS/macOS)
  • Microsoft Edge:最新版およびその1つ前
  • Firefox:最新版(表示確認のみ)

端末はアクセス解析から決める

全端末に対応するのは現実的ではありません。

リニューアルであれば、既存サイトのアクセス解析を見て、上位を占める端末と画面幅を対象にします。新規サイトの場合は、想定ユーザー層から絞り込みます。

サイトの目的整理は要件定義書テンプレートもご覧ください。

古いブラウザを対象に含めるときの考え方

企業向けサイトでは、古い環境を無視できないことがあります。

その場合は「レイアウトの崩れがない」ことまでを保証し、アニメーションや一部の装飾は簡略化されるという段階的な取り決め(グレースフルデグラデーション)にすると、費用を抑えつつ実用に耐えます。

書面には5行あれば足りる

対応範囲は次の5行を要件定義書か見積書に入れておきます。

  • 動作保証するブラウザとバージョンの表現
  • 表示確認のみ行うブラウザ
  • 対象とする端末カテゴリ(PC/タブレット/スマートフォン)
  • 基準とする画面幅(例:375px/768px/1280px)
  • 対象外の環境(保証しない旨)

見積書への落とし込みは見積書の内訳の作り方も参考になります。

範囲を決めることは手抜きではない

対応範囲を決めるのは品質を下げる行為ではなく、限られた工数をユーザーの多い環境に集中させるための判断です。

曖昧なまま進めるほうが、結果的に品質は安定しません。

RunLandでは下請けとして、対応範囲を明記したうえで実装・確認を行っています。外注・下請けサービスをご覧ください。

よくあるご質問(FAQ)

Q. Internet Explorerは対象外にしてよいですか?

A. 現在はサポートが終了しているため、通常は対象外とします。社内システムなどで必要な場合のみ、個別にご相談ください。

Q. 対応ブラウザを増やすと費用は上がりますか?

A. 確認と修正の工数が増えるため、上がることがあります。特に古い環境を動作保証に含める場合は影響が大きくなります。

Q. 画面幅はいくつを基準にすればよいですか?

A. スマートフォンは375px前後、タブレットは768px前後、PCは1280px前後を基準にすることが多いです。実際のアクセス解析があればそちらを優先します。

まとめ

対応範囲は、決めるのに時間はかかりませんが、決めていないと後から何倍もの時間を奪います。

自社の標準を1つ作って、案件ごとに微調整する運用がおすすめです。

ご相談・カスタマイズご依頼

弊社では上記ブログ内容にある修正・カスタマイズのご依頼も承っております。
ご自身で行ってみて上手くいかない場合などこちらよりお気軽にご相談ください。

この記事を書いた人 株式会社 RunLand 管理者

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